今回は、経済的自由を達成するための固定費の見直し方についてお伝えしていきます!
そもそも、経済的自由とは何でしょうか?
経済的自由とは、「日々の生活の中でかかる費用よりも、収入が多い状態」を指します!
生活の満足度を下げずに節約のスキルを磨けば、月々の出費を減らしながら経済的自由を目指せるようになりますよ!
この記事では、生活の中でかかる固定費の減らし方と、浮いたお金でできることについて紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
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もくじ
6つの固定費の支出を見直してみよう!
固定費とは、毎月ほぼ同じ額を支払っている費用のことです。
固定費を見直すことで、無駄を省きながら貯金や余裕を増やせますよ!
今回は、見直すべき6つの固定費について解説します!
固定費の見直しは、一度やっておけば効果が長続きします。
今回紹介する6つのポイントをチェックし、自分の家計に合った見直しをしてみましょう!
無理なく少しずつ節約すれば将来の備えは着実に増加!
(1)税金
税金は制度をうまく活用できれば、支払う税金の額を減らすことができます!
まずは、税金の仕組みについて説明しますね!
「課税所得」という金額に税率を掛けて計算したものを所得税といい、これを毎年国に納めなければなりません。
所得税は、課税所得の金額を元に計算されます。
つまり、課税所得の金額が多いほど、国に納める所得税の金額も多くなるのです!
税金を減らすためには、国が用意している「控除制度」を使いましょう!
控除とは、「差し引く」ことで、税金の計算に使われるお金の額を少なくすることを指します。
これによって、結果的に支払う税金が減るという仕組みです。
以下で代表的な控除を紹介しますね!
医療費控除
1年間でかかった医療費がある一定額を超えると、その分の税金を減らすことができます。
治療費だけでなく、薬を買ったお金や病院に通うための交通費も対象になります。
医療費の控除になるのは、その年の1/1~12/31の期間で
- 自分や配偶者が支払った医療費の金額が10万円を超えている
- 所得金額が200万円以下で、支払った医療費の金額が5%を超えている
の場合が対象です!
いずれも超えた部分が所得から差し引かれることになっており、最大金額は200万円となります。
医療費にかかった領収書はしっかり取っておきましょうね!
頭痛薬や目薬も控除対象に!詳しくはWEBで【健康・医療セルフメディケーション税制】と検索!
ふるさと納税
ふるさと納税は、日本の税金制度の一つで、自分が応援したい地域に寄付をする制度をいいます。
寄付をすると、お礼としてその地域の特産品をもらえます!
今年の自治体へ支払う税金 | 翌年の自治体へ支払う税金 | |
ふるさと納税をしなかった場合 | 税金10万円 | 税金10万円 |
ふるさと納税をした場合 | 税金10万円/ふるさと納税5万円(寄付)+ふるさと納税で応援した自治体からの返礼品(寄付した金額の3割相当なので15,000円ほど) | 税金5.2万円(10万円-5万円+2000円)
「前年にふるさと納税で5万円寄付してくれたから、その分引いておきますね!2000円だけ負担してもらうけど!」という形 |
上記の例だと、税金を払う総額は2,000円増えてしまいますが、その代わりに返礼品を15,000円相当もらえるので、13,000円ほど得していることになります!
住宅ローン控除
正式名称は「住宅借入金等特別控除」といい、住宅ローンを組んで家を買った場合、毎年の税金が安くなるという制度です。
入居時から最長で13年間、ローン残高の0.7%の金額が税金から差し引かれるのです!
例)住宅ローンが2000万円の場合
2000万円×0.7%=14万円 年間の控除額
20万円×13年=182万円 13年間の控除額の合計
上記の金額が、所得税から控除される金額です!
- 合計の所得金額が2000万円以下である
- 住居に住むのが自分である
- ローンの返済期間が10年以上である
- 床面積が50㎡以上で、そのうち1/2の範囲が自分の住居である
- 物件を取得したら6カ月以内に入居しなければならない
また、実際の控除額は、住宅を取得した時期や住宅の種類によって変動があります。
住宅を取得して一年目は、控除を受けるのに確定申告も必要ですよ!
住宅ローン控除は、節税に大きなメリットがありますが、条件や手続きが非常に複雑なので、事前に確認することが大切です。
具体的な控除額を調べる場合は税理士や専門家にご相談を!
配偶者控除
配偶者控除は、収入が少ない、もしくは収入がない配偶者がいる場合に受けられる税金の優遇制度のことをいいます。
まずは配偶者の条件を見てみましょう!
(1)民法の規定による配偶者であること(内縁関係の人は該当しません)
(2)納税者と生計を一にしていること
(3)年間の合計所得金額が48万円以下(令和元年分以前は38万円以下)であること。(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
(4)青色申告者専業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないことまたは白色申告者の専業専従者ではないこと
配偶者は、上記の条件にすべて当てはまらければなりません。
また、納税する本人も年収1000万円以下の所得でない場合は、控除が受けられないのです!
例)夫が納税者(会社員:年収800万円)、妻が配偶者(パート:50万円)の場合、配偶者控除が適用されるとどうなる?
納税者 | 所得から38万円の控除を受けられる!住民税が減税される! |
配偶者 | 所得税がかからない! |
また、控除額は、納税者の収入の額で変わります!
収入 | 900万円以下 | 900~950万円 | 950万円超え |
控除額 | 38万円 | 16万円 | 0円 |
配偶者控除は、年末調整での手続きや確定申告での申請が必要です!
家計にメリットがある制度になりますので、正しい知識を理解して活用してみてくださいね!
配偶者の収入が103万円を超えると配偶者控除は受けられませんが、103万円超201万円以下の場合は『配偶者特別控除』が適用される場合も!
(2)光熱費
毎月の光熱費を見直して、家計の負担を減らしてみませんか?
自分の家庭の使用量や、どんな時間帯によく使うのかを確認してみましょう!
ガス代を見直そう!
家庭で使うガスには、地下の管を通って届く「都市ガス」と、ボンベを定期的に取り替えて使う「プロパンガス」の2種類があります。
以前は地域ごとに1つの会社しか選べませんでしたが、最近は自由に会社を選べるようになりました!
大手ガス会社以外にも、電力会社や石油会社など、安いプランを提供する会社が増えているんです。
それぞれの料金プランも違いますが、エネチェンジなどの一括見積サイトを使えば、自分に合った会社やプランを探して見積もりができますよ!
電気代を見直そう!
電気料金も同じように見直すことができます。
今では、大手電力会社だけでなく、携帯電話会社やインターネット会社なども電気を販売していますよ!
契約すると、さらにお得になるプランを提供している会社もあります!
こちらも、エネチェンジなどの一括見積サイトを使って比較してみてくださいね!
電気代やガス代を見直して、光熱費の節約につなげましょう!う
うまくいけば、年間1万円以上の固定費を削減することが可能です!
電気会社に関してはネットで申し込みができるうえに、工事の必要なし!現在使っている電力会社への解約手続きも不要!
(3)通信費
スマホやインターネットの契約は、月々どのくらいの金額がかかっているでしょうか?
自分の使い方に合ったプランを見つけることが、固定費の削減につながります!
スマホプランの変更
毎月のデータの使用量はどれくらいですか?
LINEやメールを中心に使っている人、Youtubeなどの動画をあまり見ない人、家やカフェでWi-Fiをよく使う人は、低用量のプランが安くておすすめですよ!
それぞれのキャリアのアプリや請求書を見て、自分が実際にどれくらいのデータを使っているかを確認してみましょう。
月々使っている容量がそこまで多くなければ、データ容量が少なめのプランに変更すると、通信費が削減できます!
格安SIMへの乗り換え
格安SIMを使うと、大手キャリアのプランよりも3000~5000円ほど安い料金でスマホを使えるようになります!
店頭でのサポートが少なかったり、何か困ったことがあった場合はネットや電話での対応が多くなりがちですが、月々スマホにかかる料金を大幅に抑えられますよ!
格安SIMに乗り換える際は、以下の点をチェックしてくださいね!
- 現在のキャリアを解約するときに違約金がかからないかどうか
- 今使っているスマホがSIMフリーのスマホかどうか
- 電波が届く範囲かどうか
また、電話番号をそのまま使う場合は、「MNP予約番号」が必要です!
こちらは、今契約している携帯会社のショップかWebサイトで申し込みをしてくださいね!
インターネットプランの見直し
固定回線の料金は使う場所や通信量によって異なりますが、約3000~6000円が相場といわれています。
今使っているインターネット契約の内容を確認してみましょう。
プランの見直しで、今より安くて高速な回線に変更できるかもしれませんよ!
今の使い方やライフスタイルから複数のプランや会社を比較して、最適なプランを選びましょう!
(4)住宅
毎月の家賃や住宅ローンの支払いは、固定費の中でも特に大きな出費ですよね。
住まいにかかる費用については、以下を参考にしてみてください!
住宅ローンを返済中の人は、今より低いローンに借り換えられないか、銀行に相談してみましょう! 3000万円のローンでの入金が1%下がると、毎月の支払いが2万円程度安くなることも。契約から3年以上経っている場合や、10年以上前に組んだローンがある場合は、ぜひ検討してみてください!
入居後でも、交渉をして家賃を下げてもらえるケースがあります!
年数が経過している建物の家賃は、比例して家賃の相場が下がる傾向があるため、周辺の相場と比べてみましょう。値下げ交渉をする場合は、2年に1回ある更新の時期がおすすめです!
むやみな交渉ではなく、相場を調べて具体的な値段を決めたうえで、丁寧に交渉してみてくださいね。
単身赴任や転勤など、頻繁に引っ越しをしなければならない方も多いはずですよね。
引っ越し料金の見積もりをする際は、必ず複数の業者を比較してください!
また、3~4月は引っ越しのピークシーズンのため、料金はかなり高額です。
反対に、11~2月は閑散期のため、引っ越し時期としてはかなりおすすめですよ!
(5)車
車は買った後も、保険料、ガソリン代、駐車場代、車検代など、予想以上にお金がかかりますよね。
車の年間の維持費は軽自動車で40万円、普通車で50万円以上かかることもあるんです!
まずは、自動車保険の見直しから始めてみましょう。
乗っている車の年式が古いものであれば、車両保険は必要ないかもしれません。
また、無事故で運転歴が長ければ、保険料が安くなる会社もありますよ!
車に乗る機会がそこまで多くないという方は、車を持たずにカーシェアを使う方が断然お得です。
月に2回の買い物なら、タクシーやレンタカーを使っても、年間20~30万円は節約できる計算になります!
カーシェアはガソリン代込みのパターンもあるのでお得!
(6)保険
生命保険や医療保険、損害保険など、様々な保険がありますよね。
保険の見直しで大切なのは、自分のライフステージに合った保障内容になっているかです。
また、2つ以上の保険に加入している場合は、保障内容が被っていないかを確認してみてください!
保険の見直しは、ほけんの窓口で相談するのがおすすめです。
保険に関する基礎知識のほか、「今の保障内容を教えてほしい」「毎月の支払いを減らしたい」と伝えれば、アドバイスをもらえますよ!
保険の内容が自分の生活スタイルにあっているかは、年1で見直しを!
固定費を削減して浮いたお金をどう使う?
これまで、固定費を削減するための様々な方法をご紹介してきました。
せっかくなら、浮いたお金を使って資産を増やしてみませんか?
固定費の削減ももちろん大切なのですが、それ以上に大切なのは収入を増やすことなのです!
頑張って節約をしても、1か月に節約できる範囲には限界がありますよね。
ですが、新しいスキルを身に着けたり、得意分野を生かした副業を始められれば、収入アップのチャンスが広がっていくはずです!
収入を増やせれば、自由に使えるお金も増えていきます。
例えば、生活費で10万円使う場合、15万円稼いでいる人と30万円稼いでいる人には、どれくらいの差があるでしょうか?
以下の動画では、有名YouTuberのヒカルさんが収入を増やすことの大切さを解説しているので、ぜひ見てみてください!
以下では、収入を増やせる2つの方法をご紹介します!
固定費を見直しながら、収入を増やして経済的自由を目指そう!
NISAやiDeCoを利用する
「老後のお金が不安…」「将来に向けて貯金を増やしたい」こんな悩みを持つ人におすすめな制度です!
NISAは、投資で得た利益に対して税金をかけないという制度です。例えば、株や投資信託で得た利益が非課税になります。長期間にわたってお金を増やしやすい仕組みなので、将来のためにお金を増やす方法としても便利ですよ!
iDeCoは、自分で将来のための年金を積み立てる制度で、その積み立てた金額が控除の対象になります。つまり、積み立てたお金がそのまま税金を減らすのに役立つということになるのです!
自己投資に使う
固定費を見直して浮いたお金で、新しい知識やスキルを身に付けてみませんか?
特におすすめなのが、副業のためのオンラインスクールやコンサルティングです!
オンラインスクールやコンサルティングでは、Webデザインやライティング、SNSを使った商品PRの方法など、今非常に需要が高い分野を学べます!
難しそうと思うかもしれませんが、経験豊富な先生が、初心者でもわかるように教えてくれますよ!
オンラインスクールやコンサルティングの良いところは、スキルを学びながら実際に仕事に取り組めることです。
多くのスクールでは、卒業後も「こんな仕事があります!」と案件を紹介してくれるサービスがありますよ!
「副業をしたいけど、どうやって探したらいいのかわからない」という悩みが解消できるはずです!
さらに、オンラインなので自分の都合の良い時間に学習できます。
仕事や家事の合間に、スマホやパソコンで気軽に勉強を進められるのも魅力的ですよね!
月1万円程度から始められるスクールもあるので、固定費用の見直しで浮かせたお金を学びに使うことで将来の収入アップにつなげましょう!
まとめ
この記事では、税金、光熱費、通信費、住宅費、車の維持費、保険料という6つの項目から固定費について、具体的な削減方法を紹介させていただきました。
経済的自由を実現するためには、固定費の見直しが重要です。
固定費の見直しは、一度実行すれば長期的な効果が期待できますよ!
免除制度の活用や契約プランの確認、ライフプランに合った選択ができれば、生活の質を下げることなく、固定費を抑えられるでしょう。
さらに、固定費の見直しで生まれたお金はNISAやiDeCoでの運用資産、あるいは自己投資に活用することで、将来的な資産形成につなげられます。
今日から、ご自身の固定費をもう一度見直してみませんか? 小さな一歩の積み重ねが、確実な経済的自由への道を開いてくれるはずです!